こんにちはこんばんは、えるです。
新年明けたと思ったら、もう13日です
はやいですねー。あっという間に1月も過ぎ去っていきそうです
仕事しつつ、自主制作してブログ書いて、お散歩してと過ごしていると1日があっという間に終わってしまう。
もっとのんびりしたり、でかけたり新しいことしたりしたいんだけどなー
そんなときにちょっとした非日常を味わえる本っていいですよねー
そんな中でも怪談本がおすすめ
今日も読んだ怪談本の記事を書いていきます!
「絶厭怪談 深い闇の底から」
著:つくね乱蔵
感想
今回のご本は、最恐な怖さの本でした
とても恐い話の連続で、かなり面白かった
怖い話を求めていて、怪談をよく聞いたり読んだりする人におすすめ
著者の他シリーズも読んでいますが、ダントツで怖い話が多いご本です!
怖くてワクワクしてしまいましたw
毎回怪談本を読んでて思うのは、どうやって聞き出しているんだろうって考えてしまう
自身の過去のことだと、武勇伝みたいに語りたい人もいることは想像に難くないのだが家族のや身の回りに起こったことなど、語りたがらない種類のお話も存在している。
それを他人に、こういうお話が~って聞かせてもらうことができるのは著者の人徳なのではないかと思う
本を読んで気に入ったお話
「題」 椅子で寝る人
「あらすじ」
佐田さんの叔母、敏子さんには変わった癖がある
布団やベッドを使わず、椅子で寝るのだ
佐田さんが、敏子さんの家を初めて訪ねたのは十年前、七歳の夏休みの頃
敏子さんはすでに椅子で寝ていた・・・
感想
落ちがめちゃくちゃ嫌w
語り部の嫌悪感が伝わってくるように思えた
数年間も体験していた叔母との過去になにかあったのだろう、と勘ぐってしまう。
すごい強烈な1話目のお話だった。
このお話を1話目においているからこそ、本にものすごい引き込まれた
「題」 桜、咲け
「あらすじ」
弘美さんの祖母、初枝さんは占いを趣味にしていた
易学と人相と手相を混ぜ合わせ、自分なりにアレンジしたものだという
弘美さんも何度か占ってもらったことがある
占いとしての優劣は分からないが、悩みの相談相手としては最適といえた・・・
感想
この本の2話目に当たるお話だが、これまた厭~~なお話
読み終わるとうわ~~ってなる。
ここまで当たる占いとは、何なのだろうと思う
未来視と言ってもいいと思えるし、因果がみえるのかな。
見るものは、限定しているがあまり当たらないとか色々理由があるんだろうな
このお話の未来がどうなるか、正直気になってしまう
「題」 新しい家族
「あらすじ」
家族愛が根底にあるんですよ
私が、自身の怪談をそう説明すると、小山さんは我が意を得たりとばかりに言った
「だったら私の話を聞いてください。うちも家族愛に溢れているんです」
確かに小山さんは幼い頃に父親をなくし、母子家庭だと聞いている
随分と苦労したらしいが、そんな様子を微塵も見せない朗らかな女性だ・・・
感想
なんとも言えない狂気を感じる・・・
心温まるお話なのかなと期待してしまった・・・しかしこの本は絶厭怪談である・・・
結果がというよりは、経緯がえ!まじで!って思ってしまう
違和感なく、迎い入れている時点で正常な判断ができてないように思えてならない
しかし体験者さんは、心優しく情が深い方なのではないかなと思う・・・
がなんとも言えない厭なお話である
「題」 バスタオルの子
「あらすじ」
武藤さんが暮らすマンションに、中沢という家族がいた。
奥さんの名前は尚子。30過ぎの小柄な女性だ。この春までは妊婦だった・・・
今も妊婦だ。正確に言うと、妊婦の真似をしている
不幸にも初めての子は、死産だったらしい。
その死を受け入れられず、尚子は妊娠を続けることにした・・・
感想
まぁーーー厭なお話である
ほんと人の口には戸は建てられないというか、身内からのお話じゃないと思うが周囲から見ても、どう接すればいいのかわからないと思える。
幸も不幸だれの身にも起こり得るから、日常が大切なのだ
その日常を過ごす自宅の周囲でおこり、当たり前を侵食する怪異は恐ろしい
「題」 聖母
「あらすじ」
吉村さんが結婚したのは、今から10年前である
相手は同じ会社の玲子さん。笑顔が素敵な女性だ
朗らかで前向き、仕事も丁寧でミスがない。
上司や同僚からの信頼も厚く、彼女を寿退社させる吉村さんはかなり恨まれたほどだ
その玲子さんが、最近になって妙な行動を取るようになった。
おかしくなるのも無理はない・・・
感想
おかしくなっていく経緯がほんとに悲しい・・・
誰だっておかしくなる可能性が、あるだろうと思える理由だ
でも話が進むに連れて、絡まりあった糸がお連れて行くことになる
なんでこんなことになったのか、どうしたらいいのかと考えてしまう。
優しい性格が災いしてしまうのかな。なんとも言えない気持ちが湧く怖い話
「題」 石田家の幸福
「あらすじ」
幸せな家族なんです
歪に見えるかも知れませんが・・・
そう呟いて、石田さんは目を伏せた。
石田さんは会社の飲み会で美月さんと出会った。
優しくほほえみ決して出しゃばらず、周りの気配りに長けた人
それが第一印象だ。要するに石田さんが大好きなタイプである。
感想
ほんとになんとも言えない悲しいお話。
でもこんなお話を聞かされたら、悲しいより恐怖がまさる
直接ご家族にお話を聞かれたと思うが、どんなリアクションをして返事をするんだろう。
当人の悲しみは、図り知れず他者が言えることはあまりないと思うがこのような形で進んでいくのが悲しい
ほんと人それぞれ色々な過去を背負って、人生を歩んでいて色々考えさせられる。
SNSで外面がいいところばかり目に入るが、そんなわけがない。
幸も不幸も起こるのが人生・・・
ほんと厭なお話が多い、とても良い怪談本でした
読んだ後の満足感がすごい有ります。
あーとても怖い怪談本を読んだなーって思える。
厭と感じるものも多様に存在しているが、こんだけ色々お話を集めるのはさぞ大変だろう
体験者にはなしを聞く前段の、知り合いになるのもハードルが高いように思える。
多様な人とコミュニケーションを取っていく内に、出会い話を聞けるようになるまで時間を有すると思うし
怪談本を書いている著者のPCには、このような話が沢山あると思うとそのPCに怪異は起こらないのかな。
今回のご本には、全30話ほどが記載されている。
そのどれもが本当に厭なお話で、抜粋したものはホント一部である。
記載しなかったものも、ほんとに厭なお話だが実際に本を読んでほしくて抜粋しなかった
感想をネタバレありで書きたいし、どういうことなのか語り合いたい気持ちが湧いてくる。
しかし他者の楽しみを、いたずらに奪うのは良くないことなので、ぜひ怖い話が好きな人にも怖い話に興味はあるけど・・・って感じの人にも是非読んでもらいたい。
この珠玉の厭な恐怖を味わってもらいたい。
以上
最後まで読んでありがとうございます。
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それでは~~~~~
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