怪談本「実話怪事記 穢れ家」著:真白圭をよんだので記事にした

怪談本

こんにちはこんばんわ、えるです

あと2日で、今年も終わり
あっという間の1年だったなーーー

今日もいつも通り怪談本を記事にしていきます

「実話怪事記 穢れ家」著:真白圭です

以前の記事で著者「真白圭」さんの他の本も紹介してますのでぜひ

感想

今回のご本もとても楽しめました
安定して怖い話を、まとめておられてとても楽しかったです


穢れ家という題名から、家土地物件にまつわる怪談を中心にまとめられていると思います。

ほんといろんな話があり、古い奇妙な話もあり興味が尽きないですね


どういう過去があり、霊現象が起こるようになるのか不思議


お話のあと経験者がどうなっているのか、というのも興味があるなと個人的には思うところです

お気に入りの話

・幽霊ニ非ズ
彼は子供の頃、とても奇妙な体験をしたそうだ


「昭和36年の話だから、私が12歳になった年の出来事だよ。その頃は、まだ実家が三ノ輪(台東区)にあってね」


その日も荒川方面に向かった山田さんたちは、途中鉄道の線路で遊んだという・・・

・最終バス
高校生のとき、Aさんはバスで通学していた
随分と山深いところにある学校で、通学にかかる時間も長かったという。


放課後の部活で遅くなり、ついつい部室に長居してしまったのである


青暗い山道に、時折涼風がそよと流れる、心地の良い黄昏時である

しばらく待っていると、遠くに赤いランプが見え始めた。


フロントの行き先表示機を赤く点灯させた、最終バスだった・・・

・手招き
「・・・事故の多い場所ってあるじゃないですか。道路とか、踏切とか。僕が学生のときに住んでいたアパートの近くが
それだったんですよ。」


友人に紹介してもらった小田さんは、そう言って話を切り出した・・・

・牛丼屋のバイト
太田さんは学生の頃、牛丼屋でバイトをした経験がある。


大手の牛丼屋ではなく、都内に数件の姉妹店を持つ小規模なチェーン店だった


「東京ローカルのチェーン店ですけど、それでも24時間営業だったんです。
でも僕は割りと真面目に授業を受けてましたから、夜勤しかできなくて・・・」

・ストロボ
シカゴにある支店から派遣されてきた、マイクに聞いた話である


数年前、彼の出身地であるニュージャージの田舎町である事件が起こった


町中にある四階建ての雑居ビルで、白人男性が飛び降り自殺をしたのである・・・

おすすめの話の感想

・幽霊ニ非ズ
一発目の話が、実際の事件に纏わる話だった
とても驚いた


大きな事件の前触れとして、他の事件でも聞いた気がする。


未来視とか予知夢とかに該当するのかな。事件を回避したり良い方向に行けばいいのにと祈らずにはいられない

・最終バス
ほんとに不思議な話。


会社でも問題になるほど確認されているなんて、なんなんだろう。
どこに向かって走っていくんだろう。


昔バスが事故で大破したりして、その時の無念が・・・とかならあり得るのかな


でもどこのバスかもわからないなんて。地域で噂になるよな。

・手招き
霊感が強い人の影響を受けて見てしまう話


よくある場所に纏わる話だ
しかしそこにいるものがはっきり見える、というのが興味深い


もう妖怪みたいなものなのかな・・・


地縛霊でもないようなんだ。みて気に入られたら最後、絶対何かしら事故に遭うことになるのかな。


出てくる霊がまぁー怖い

・牛丼屋のバイト
バイト先や勤め先のお話だ。


物件に問題があるのか、店長と関わり合いがあるのか不思議だ


明らかに店長が何か知っているんだろうなー


疑問が残るが、深追いすると良くないことが起こりそうな人怖になりそうな気がする。


不思議なお話

・ストロボ
よくある怪談話であるのは、事実だと思う。


しかし視点が変わっている。


海外での話という点が、興味深い。


宗教観的に自殺はだめなものというのもあると思うが、やはり繰り返して見えるのがとても不思議である。


しかもやはり、救うことはできないのだ。


自殺の業が深いのか、自殺した理由に原因があるのか。誰にもわからない・・・

今回も真白圭さんの著書を読み記事にしました

最近怪談著者として、気に入っていて過去作を追いかけています。


お話が単純に怖くて面白く、色々なジャンルの話がまとめられているので読んでてほんと飽きないです。

これだけの話数を1冊に集めるには、使えない話やテーマにそぐわない話を入れると倍以上は収集しているんかなって思う


また記事におすすめを数話抜粋したが、他にも好きなお話がおおくある。

中古レコードというお話があるが、伊藤潤二の漫画のようなお話だ


実際こんなことがほんとにあるんだなと驚愕するが事実は小説より奇なりって感じなんだろうな

創作物を現実が凌駕していくのが、ほんとにおもしろいなと思った


実際にレコードって、CDとかのようにアーティストが出すものじゃない個人が出すものがあるらしい。


政治家の演説とかもあったりする中で、不思議なものが一つ紛れてても不思議じゃないなーって感じた

ほんとにおもしろい怪談本でした。たのしかった~

年末年始のお休みに、怪談本はいかがでしょうか。

以上
最後まで読んでありがとうございます。

よかったら、感想等コメントで頂けると、更新する励みになります。
それでは~~~~~

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