実話怪談本「実話怪事記 狂い首」を読んだので記事にした

怪談本

こんにちはこんばんわ、えるです。

本買うときは、どこに興味を持って買いますか??
あらすじ読む派ですか?
あとがき読む派ですか?
表紙に引かれて読む派ですか?
店員さんおすすめで読むはですか?

結構人それぞれあっておもしろそう
ミステリー小説とかだとあらすじや、店員さんおすすめで読む派のワタシです

怪談本の場合は、表紙の不気味さに引かれて読む派ですね


そう今回も実話怪談本をご紹介します!

紹介


「実話怪事記 狂い首 著者:真白 圭」

実話怪談を集めたご本になっています。

この方の著書は、初めて読みました。

会話文と説明文と体験者の考えで、文章が読みやすくとても引き込まれます。

話の構成がいまいちだと、あまり引き込まれなかったりしますね

このご本は早く続きが読みたくなり、あっという間に読み終わってしまった

とてもおもしろい実話怪談を、まとめられたご本でした。

とてもおすすめの1冊です

話の落ちがそんなことある?!っていうあまり聞いたことのないようなものが興味をそそります

落ちが多彩になっているので、読んでて飽きが来ないのであっという間に読み終わってしまいます

この数の怪談を集めるとなると、何倍も本に採用しない物があると思うとすごいなー。


労力を考えると、割に合わないように思えるけど趣味みたいなものなんだろうな

おすすめの話

・牛蛙
田崎さんが、まだ小学生だった頃の話だ
ある日の深夜、彼は釣りにでかけたという


該当のない真っ暗な畦道を、懐中電灯ひとつで貯水池へと歩いたのである・・・

・潜伏キリシタン
「アイドルって、大変なんですよ。ライブ活動を定期的にやっているですけど。
お金にならなくてでもファンの人たちが楽しんでくれるから、頑張れるんです」

ゆかさんは、とあるアイドルグループのメンバーである


そんなゆかさんから、少し変わった体験談を聞かせてもらった・・・

・ロダン
平野さんは都内に数件の西洋菓子店を持つ、人気のパティシエだ。

店の業績も良好で菓子職人としてだけでなく、経営者としても優秀な人である

当時の平野さんは、代官山に店を持つのが夢だったそうだ

そんなときに、1軒強く興味をひかれる物件を見つけた・・・

・乗務員
以前鉄道会社に務めていた中田さんに、こんな話を聞いた

「十年近く前になりますかね。
その日僕は、上り線の普通列車の乗務でした。
そろそろ駅につく頃合いで、次で昼食だなんてぼんやりと考えていました」

すると突然、「うわーーーっ!」と運転手の絶叫が聞こえた・・・

・急かされて
世の中が、まだバブル景気に湧いていた頃の話である

地方に住む吉田さんはその日、会社の飲み会で遅くまでのんでいたという。

店が終わると行き場がなくなり、仕方なく帰宅することにした。

会社の部下三人を車で送った後、自分の家へと向かった

もちろん、飲酒運転である・・・

・虚のあるマンション
現在は独立しているが、冨野さんは以前とあるデザイン事務所に勤めていた。

工業系のデザインを専門に制作する会社で、都内のマンションに二部屋を借りて営業をしていたという。

「それがさ、関係者の間では幽霊が出るって噂のマンションでね。
特にスタッフの連中は、本気で信じてたよ。まぁ僕は見たこと無いんだけどね」

例えば仕事中、事務所の壁をどんどんと叩かれることがある・・・

おすすめの話の感想

・牛蛙
落ちがめっちゃくちゃ怖い

文章を読みながら、頭の中で映像が再生できる文章でした


読みながらイメージすると、恐怖が倍増するいいお話。


ホラー映画とかの第一話でこのお話を見れたら、2時間楽しめるなコレはって期待してしまいます

・潜伏キリシタン
タイトルにもある通り、潜伏キリシタンが関わってくるお話だった


潜伏キリシタンのお話自体が、とても珍しく思いました。
落ち自体でとあることが、明らかにはなってないがとても気になる
表に出ることは100%ないと思うけど、すごい興味深い。

なにかを信奉していると、行き当たるのかな。

・ロダン
土地自体に曰くがあるのか、家自体に曰くがあるのか。

土地自体に曰くが憑いてしまったように思う。

おそらく戦争の記憶が、残留してしまっているのではという感じだ

集合体となって出てきているので、個体より想いがつよいのかな。だから残り続けている

こういうような、残り続けているものってその人は成仏できてるのかな?
悲惨な最後を迎えてしまったのに、残り続けているのが悲しい。

・乗務員
自殺を呼び込んでしまうもの
正体は最後までわからないけど、なんでそうなってしまったんだか・・・

駅員さんって、やっぱりほんとに拾う仕事あるんだな。

駅員の仕事なのかなっておもってしまう、ほんとに大変な仕事だな。
しかも人が目の前に飛び込んで、バラバラになるところを直視するんだもんな

トラウマになるわ。

・急かされて
よくありがちな落ちといえる

けど助かった理由が、クラッチの操作ミスというのがリアリティがありゾッとする話だった
でもまぶたを閉じた瞬間に夢をみる

しかも見たものの口元を読んで、こう言っているのではと判断した。

おそらくではあるが、一瞬の間にそこまで見えるのが不思議だ

霊って時間を操れるのかな。幽霊の力を生きた人が使えてたら、超能力者と言われるものになるのかな。

・虚のあるマンション
空洞があるマンションって普通に考えると欠陥住宅だよな

怪談で設計図や外観と、中身が異なった家というのを聞くが実在するなら見てみたい

しかも虚の中にあったものが、ほんとに不気味だ

こんな風に置いておく意味ってなにがあるんだろう。

封印するなら、御札を思いつくだろうしなぜこのような形になったんだろうか
マンションを神の領域にしようとしてたのかな。

神職の人が施したというより、呪いというか悪意を感じる・・・

最後に

虚のマンションとかを読むと聞いたことがないものがあり、ほんときもちわるかったです。

ほんとにおもしろい怪談本でした。

その他にも何だこの話は・・・というようなものもあり様々なジャンルのお話を読めるので
飽きずに最後まで読むことができる

おすすめに記載したのは、ほんとに一部でほかにもおすすめしたいお話が山程あります

やっぱり怪談本はたのしいなって思える、怖いいい本です

微妙なホラー映画を1本2時間もかけてみるなら、この本を読むのがおすすめです。
寝る前に読んだりすると、寝付きが悪くなるかもしれないですね

もしくは、トイレに起きるのが億劫になるかも

ホラー映画同等もしくはそれ以上、楽しめるご本でした

以上
最後まで読んでありがとうございます。

よかったら、感想等コメントで頂けると、更新する励みになります。
それでは~~~~~

“実話怪談本「実話怪事記 狂い首」を読んだので記事にした” への2件のフィードバック

  1. 真白圭のアバター
    真白圭

    はじめまして。
    真白と申します。
    拙作を2作品もご購読頂き、また率直な感想を頂けて、
    誠に有難う御座います🙇🏻‍♂️
    楽しんでお読み頂けたなら、何よりに存じます。
    珍妙な話ばかり集めて文章にしておりますが、
    もしご興味頂けたなら、今後ともお付き合い頂けると嬉しいです。
    では。
    真白圭

    1. えるのアバター

      はじめまして。
      まさか御本人からコメントいただけるなんて。
      ありがとうございます。
      拙い文章での感想なのに、目を通していただけるなんて。

      新刊の発売楽しみにしております。

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コメント

  1. 真白圭 より:

    はじめまして。
    真白と申します。
    拙作を2作品もご購読頂き、また率直な感想を頂けて、
    誠に有難う御座います🙇🏻‍♂️
    楽しんでお読み頂けたなら、何よりに存じます。
    珍妙な話ばかり集めて文章にしておりますが、
    もしご興味頂けたなら、今後ともお付き合い頂けると嬉しいです。
    では。
    真白圭

    • える える より:

      はじめまして。
      まさか御本人からコメントいただけるなんて。
      ありがとうございます。
      拙い文章での感想なのに、目を通していただけるなんて。

      新刊の発売楽しみにしております。

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