こんにちはこんばんわ、えるです。
ほんとにたのしみにしている漫画ありますか?
私はワンピース/ベルセルク/ブラックラグーンとか色々あります。
気がつけば新刊が発売されて、次の巻の発売を心待ちにしてます。
今回は楽しみにしている漫画「キングダム」の最新70巻が発売されました。
70巻を読んだ感想を書いていきますので、ぜひどうぞー
前巻までのあらすじ
下僕出身の信という若者を主人公で、兵士として戦場にでて功績を上げて夢の大将軍になるというお話
このキングダムは、古代中国史を元に書かれている。
歴史書を参考に、大筋を決めて細かいところを独自の解釈で書かれているようだ
本当に下僕出身で将軍に成り上がることが出来た、将軍がいること自体が驚きだ
そもそも紀元前のお話ということ自体にも驚愕する
紀元前なので、キリストが誕生する前という意味なので2000年以上前のお話
中国史で有名な三国志の世界より前のお話だ
そんな過去の歴史がきちんと残っているのが、すばらしい
キングダム69巻までのあらすじは、中華統一を目指す秦
趙との大きい戦で、秦は六大将軍の桓騎が戦死し大敗をきっした
そんな秦国は、韓の公子韓非子を秦へ招聘するべく信と六大将軍謄と韓の王都・新鄭へ向かう
というのが前巻までのお話
感想
最新巻70巻では、新鄭に到着した秦一行が無事韓非子を招聘できるのかからはじまる
めちゃくちゃおもしろかったです。
信は頭で考えるようなタイプではないが、本能的に直感で進んでいくタイプである
しかし物の本質を捉えることができる。
という一面を経験が元になって、培われてきた経験を振り返って話すシーンがめちゃくちゃ胸熱だった
大きな戦がはじまる前の、日常パートでほっとする
これからとても大きい戦がはじまるというところで、今後の展開がめちゃくちゃ気になる
戦がはじまると決着するまでむちゃくちゃ時間がかかるのが、難点に思う。
戦自体もとてもたのしいのだが、話が気になってしょうがないといういい意味でだが
今回の巻は基本的には、政がメインだった。
前巻までは戦がメインであり、桓騎が主軸となって進んでいたのでアクション要素は殆ど無いですが登場人物の考えがわかって、おもしろい
特に韓非子が独特のキャラクターで結構好きでした
矛盾や逆鱗という故事成語だったのも、驚きだ
故事成語とは、昔あった事柄が元になった言葉という意味だ
矛盾は何でも貫ける槍となんでも防げる盾の話、逆鱗は龍が触ると起こる一部の鱗に由来する
前者はわかるのだが、龍は幻想上の生き物だから龍のように恐ろしく猛々しい人ということなのかな。
儒家を重視する国家である韓の中で、法を重要視する異端な存在
そもそも儒家とは
春秋時代末期の孔子の教え「儒学」または「儒教」を奉じる一派で諸子百家のひとつ。
人間愛である「仁」、社会秩序を意味する「礼」を重視し、孝、悌などの家族道徳を守ることによって治国平天下をめざす思想。
ようは性善説に近しいものであるといえるのかな。
人は生まれた時は、善であるという考えを元にしているから、韓非子が思う法という規律を用いて国を治める
という考えは異端という扱いになるみたいだ
このような思想で、仲間も少ない韓非子の最後は悲しい
史実と同じように、毒を飲んで死に至る
しかし韓非子が残した、書物が後の統一国家で参考にされ後の世に影響を与えていた
いまなお、書物も研究されている
2000年前から、人はこのようなことを考えていたのがすごい
逆に2000年も前から考えられ、今なお答えがでないものなんだなと
戦国時代の世から考えれば、今の世界は多少落ち着いて理想とした世界に近いといえるのかな
戦をする人がゼロになったわけではなく、更に高度なものになった側面や侵略していく国や組織もある
いつの世も人は信の言う通りバカなのだなーと感じる
韓非子と論じる信の人は火であるという視点は、とても共感をえる
キングダムを70巻まで、読んで紡がれる思いというのを読んでいるのでより信の言葉に共感を得るだろう
韓非子はそんな信の言葉に興味を持ち、秦王に興味を持ち招聘される
秦王と韓非子のやり取りをもっと見てみたかったなと思った
話の盛り上がりが、あまりないようだったので省略されている
招聘されたことによって、波乱が生じる。
招聘し秦へ向かう際に、謄が姫に質問したのが気にかかった。
李斯と韓非子のやり取りも、とてもいい場面だ
それぞれ唯一の友として、言葉をかけるいい場面で今後李斯がどういう意味で歴史に名を刻むのかを考えるととても意味深であると思える
李斯の部下がそれぞれの国に対して、謀略をしていることが判明し利益を考え真実を明らかにしなかった。
今後この部分が関わってくる前フリに感じ、次巻以降の大戦で明らかになっていくんだろう
最後に
今後はじまる大戦前の前段ではあるが、とても楽しみに思える話だった。
秦が中華統一後、どのように国家を治めて行けばいいかという指針となる書物を書いた韓非子
韓非子の考えがどうだったのか。
というのを信を通して、人となりを感じるつくりになっていて問答をしている場面はとてもおもしろかった。
キングダムは70巻続いているもので、この巻から興味をもつというのは中々ないように思う
しかし既にキングダムに触れている人からすれば、今後の未来に対してとても期待できる内容になっていると思う
どのように秦国の王、政たちは実現していくのか。
実現するために、周りの国をどのように滅ぼしていくのか。
滅ぼす対象の趙である大敵、李牧をどのように負かすのかとても楽しみだ。
早く先が読みたいと思わせる漫画のひとつだ。
以上
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
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それでは~~~~~
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