こんにちはこんばんわ、えるです。
毎日平日は、お仕事や勉学などに集中し家と往復する日常の人が多い
そうなると非日常的なことに憧れる
海外での生活だったり、旅行だったりと羽を伸ばしたい
でもそう簡単に実現できないですね
そんなときに非日常を味わえるものがあります。
そう、怪談です!
今日も怪談本を1冊記事にしました。
本の紹介
「絶怪」著者:高田公太
著者の方は怪談イベント等にも出演して、結構有名な方かと思います。個人的な主観ですが
実話怪談を扱っていて、実際に体験者さんから聞き取って文章にされたものがこの本となります。
実際にこれだけのお話を体験されている方がいるのが、不思議ですね。
きっと身の回りで友達と話して、このような話を聞かされてもほんとか~!?って思ってしまいそうです
今回の著書を読んでみての感想ですが、少し物足りなさを感じました。
著者が書かれた過去の本を読んでないので、機会があれば読んでみたいです。
お話によっては結構怖い話もあり、面白い話と波がある印象をうけました。
色々な種類のお話があり、興味深いところもありました。怪談本に何を求めているかで感想は異なってしまいますね。
気に入ったお話をあらすじ
この本で気に入ったお話をあらすじと感想をつけてご紹介します。
・不安 2
残業明け、へとへとになりながら駅の怪談を登った
転ばぬように足元を注視して一段一段、ゆっくりと進むようになったのは、50歳を過ぎてからのことだった
あーあ、と為機を漏らしつつ顎をあげる。すると・・・
・不安 3
海堂さんの祖母は、よく未来を言い当てた
「雨がふる」
といえば、事実雨が降り出し、
「隆が事故に遭う」
といえば、事実漁師をしていた父の船が転覆した・・・
・忠告
私は子供を愛せない。
加奈子は雅史を産んですぐ、そう思っている自分を見つけた
まるで初めて乳を与えたときに、乳房が感じた苦痛と不快感がずっと続いているようだった・・・
・塗れる
小学生の頃、好きな男の子に「デブ」と笑われた
たったそれだけのことが、サチさんの拒食症の発端となったのである・・・
・不安 5
3年前に田村勇作が癌で死んだ
2年前に岸本和子が行方不明になった
1年前には添野慶太が首を括って自殺した
大学生の頃、夜の東尋坊で「怖い怖い」と笑いあったメンバーの中で行きているのは自分だけになった・・・
・願い
リカさんがかつて勤めて居た会社ではパワハラ、モラハラが当たり前だった
「全社員に営業ノルマが課されていました。ノルマをクリアできなかったら口汚く罵られて。
若い男の社員なんかは、髪の毛を思い切り引っ張られたり、喉元を掴まれて壁に押し付けられたりもしていました」
同僚に1人、とりわけ成績が振るわない男がいた・・・
・付着
近藤さんは高校生の頃から、まるで大人さながらに酒を嗜んでいた。
その味を覚えたのは16歳のとき。
姉につれられていった、老舗の居酒屋での体験がきっかけだった・・・
詳しい感想
・不安 2
何この話って内容で驚く
このおっさんは何だったんだろうか。
いわゆる残留思念ってものだと思うけど、なんでもかんでも残留するってなると
そこかしこに残っていることになる。
こういうのが、見える人の視点ってどうなってるんだろう。興味深いが怖い
・不安 3
地方だとこういう言い当てる人がいそうだなーって思うが
現代でもいるのかな。
こんなことを言って、亡くならないでほしい。
注意深く、生きていかなくちゃ。避けられない未来かもしれないが・・・
・忠告
主人公のお母さんがなぜそうなったんだろう
いろんな人がいるから、こういう方もいるんだなーって思う一方
自分のかあさんが、こう思ってたらトラウマになる。
先生はなんだったんだろう。しかし、死を願うのが救いなこともあるのか・・・
・塗れる
怪談でよくある痴情のもつれ・・・
ワケアリの女性と既婚者のお話。
まぁ碌なことにならないこともあるし、遊びじゃすまないことも起きるよな
自分で面倒事を起こすのがすごい。既婚者の家族の描写がマジでこわすぎる・・・
・不安 5
肝試しに行ったことが原因で、続く怪異
こういう怪異が起こる人と、起こらない人の違いはなんなんだろう・・・
心霊スポットで悪さしているのが通例では、あるんだけどな。
・願い
今でもあるあるな、ブラック企業のお話。
こんだけ酷いことをしていれば、因果応報と思ってしまう。
人1人を死に追いやったんだから自分に返って来ても、なにもいえない。
だって亡くなってしまっているから。
子をなくした親は、とても見ていて悲しい。
ほんとびっくりするほど、衰えていく。かなしいことに。
・付着
分かりやすい痴情のもつれが、原因のお話。
人の思いは怖い。自分は遊び半分でも相手は違うかもしれない。
そんな人をぞんざいに扱えば、返ってくることがある・・・
相手の人が生きているのか死んでいるのか分からないが
ずっと今でも憑いているのが怖すぎる。
憑いているものにもう、目的が無いように感じるので死ぬまで続きそうなのがおぞましい
最後に総括
振り返ると、結構お気に入りにした話がありました。
ここに記載したのは一部でまだまだおすすめのお話があります。
とても短い怪談や文章として読ませる怪談を使い分けて描写されていて考察が好きな方は考察しがいがあり、気にいるかもしれません。
振り返ってみると、印象に残るお話もあり全体的に面白かったです。
色々なジャンルのお話がまとめられている本があるが、この本は色々の書き方の話が楽しめる
短い構成のお話もあり、1度だけじゃなくて2度3度読むとおもしろいかもしれない。
記事を書きながら気に入ったものを、改めて読んだが第一印象の物足りなさを感じなかった。
実話怪談をまとめられているので、実際に体験をまとめるとお話にムラがあることや何なんだこの話とおもうようなことも、より現実味があるように感じる
次は著者の過去の本を手に取ってみようと思えました。
以上
最後まで読んでありがとうございます。
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それでは~~~~~
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