怪談本おすすめ「鬼訊怪談」という怪談本をよんだので記事にしました

怪談本

こんにちはこんばんわ、えるです

この本、表紙かっこいいですよね
サイコなゲームのクリーチャーみたいな、シンプルなデザインでかっこよくて、目を惹きますね

そう怪談本です

怪談本の表紙だと、骸骨多いのですがこの本の表紙は布と人体のみですが
異様さが伝わってきて、表紙で読んでみようと思わせる魅力がありますね。

本編

本:鬼訊怪談
著者:渡部正和

うわってなんとも言えない感じの話や単純に怖いと思える話もあって
とてもいい本で、面白かったです

・オススメの話5選

1.エレベーター
看護師の大河内さんが新しく働き始めた病院は、そこそこの歴史があり建物自体も相当に古かった


外観のみならず内装にまでかなりのひび割れが生じており、病院内で働いているのが不安になるほどである


外側から観ている分には大変な味があって良い建物ではあったが、患者なり仕事なりで関わってくるとそうも言ってはいられない


「エレベーターがね、とにかくすごいのよ」


何しろこの病院に採用された時に、先輩たちに真っ先に忠告されるほどであった・・・

2.イマジナリーフレンド
葉子さんが奈々美さんと知り合ったのは、おおよそ一年程前になる


近所のスポーツジムでしょっちゅう顔を合わせるうちに、自然と仲が良くなっていった


奈々美さんは40代のシングルマザーで、未来ちゃんという中学生の娘が一人いる


未来ちゃんは幼い頃から頭の回転が早く頭脳明晰で、運動も大好きで活発な子であった


しかし、当時彼女は学校で陰湿ないじめに合っていたらしく・・・・

3.検品のおしごと
藤田さんは、港湾近くの営業倉庫で働いている


営業倉庫とは簡単に言えば、委託された貨物等を倉庫に保管する仕事のことで、国土交通大臣の登録を受けたものになる


とある以来で輸入缶詰の検品に、会社の倉庫まで出張することになった


そこで検品していると・・・

4.口癖
小谷さんは50代の会社員である


生活基盤を早く固定させたいとの思い出、一軒家を購入したのは20代前半であった


学生時代に知り合った奥さんと、二人で暮らしてきた
自宅は車通りの激しい大通りに面していたが、東側には薄暗い小道がある・・・・

5.儀式
これから語られる話は、東北地方の某集落にて生まれ育った方の体験になる


夏暑く、冬深い。今も昔も東北特有の四季に彩られた、とある一家の話である・・・

感想

オススメ5選の感想を書いて行きます!!

1.エレベーター
病院でよくある話と言えるが、この話落ちが結構気持ち悪い


実際にこのような目に遭いながらも、お仕事をしてくれる看護師さんはすごい


普通に勤務初日に、エレベーターに気をつけてねって言われても、まさか本当に幽霊とかが出るとはおもわないよなー

2.イマジナリーフレンド
因果応報なお話で、本人に返っていくなら良いのだがその周りに影響してしまうのは話でも悲しい


実際に当事者を見かけてこのような、事実を聞いてもどうして良いかわからないような話だった


後味が悪い話ではあるが、娘さんが元気に過ごしている事実が記載されているのが唯一の救い

3.検品のおしごと
中に何が入っていたのか、不明だがものすごい気になるし想像してしまう


海外から輸入されているものは、実際に中身を全て見るわけじゃないので昔なら本当にありそう。


いまだとX線とかあるので、事件になりそうだが。


想像の余地があるため、結構気持ち悪い落ちだった


検品のお仕事が元々国家資格だったが、今は違うのが切ない

4.口癖
後味悪いお話


このような家が本当に存在していたのかという不思議に思う


実際に特定の土地に長く住むと、住民同士で噂になって耳に入っていくると思う。


しかし初めてその土地に、住むとなにもわからないよなって思う。


奥さんだけが初めなぜ見えていたのか、本当に同じものを観ていたのか色々不思議に思う

すごいこわって思ったお話

5.儀式
なにかしらを祀っている地域のお話


こういうのは東北地方が多いのだろうか、山深い地域のイメージなので、島根とかあの辺りも色々ありそうだ


地域で信仰されているものは、それぞれあるだろうが自分の孫を捧げたり嫁に来た女を利用したりと本当に歪な怖い話


その地域に住んでいる人からしたら、当たり前なことが外の人からみたらものすごい異常に思える
薄気味悪いお話でした。

総評

とても怖い話や後味の悪いお話が多くて、とても好ましいご本でした
やはり怪談本といえば、怖い話や厭な話を期待しているタイプなのでものすごい良かったです

ここにオススメで記載しなかった、「釣行夜話シリーズ」「麻雀狂・3態」「競馬狂・3態」もとてもオススメです


めっちゃくちゃうわーってなる感じの嫌な話でした


賭博とかはわかりやすく嫌な話がありそうなのが、想像出来ますが本当にこういうのがあるんですね


大金を求めて賭けをするのは、本当に辞めたほうが良いと思えるお話で戒めに出来るほどです

釣りもなんだかんだ、怪談を聞きますね。夜の水辺なのでやはり怪異が起こりやすいのでしょうかね


夜の海って吸い込まれそうな暗闇で、個人的には苦手ですね。


山の森の闇も同様に、奥に行くほど暗闇がまして帰れなくなりそうでビビりますね


虫も多いですしね(笑)

いいお話がほんとうに多くて、最近読んだ怪談本の中でもオススメ出来るご本です。


ほかにも著者さんのものを読んでみたくなる魅力ある文章で、読みやすくていいですね。

以上~~

最後まで読んでありがとうございます。
よかったら、感想等コメントで頂けると、更新する励みになります。

それでは~~~~~

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