こんにちは、こんばんは、えるです
オードリーの若林さんのエッセイに触れて、若林さん自身が好きになったがご自身はどういう本を読んでいるのかと興味が湧きました
MEMO
・小説がすきで、どういう人が書いてるのかなと考えたことがあるひとにオススメ
・あちこちオードリーが好きで、ゲストが作家さんの場合みたいと思う人にオススメ
作品概要

本:「こ゚本、出しときますね?」編:若林 正恭
編:若林 正恭
発売:2017年04月24日
解説
ご本、出しときますね?
芸人・若林正恭が司会進行を務めるテレビ番組の書籍版。毎回2名の作家がゲストとして登場し、日常生活や仕事のスタイルを語る
登場するのは人気作家ばかりだが、頻繁に繰り返される話題がある
「嫉妬」だ
対談企画に出ると相手と自分、どちらの発言が多く使われたか記事の行数をチェックして割り出すという朝井リョウ
芥川賞受賞前、同世代の作家が同賞を獲ったという新聞記事をめちゃくちゃに破いたという藤沢周
同期作家の活躍を見ると、足を掴んで引きずりおろしたくなるという窪美澄
普段から若林と親交があるためか、作家たちの口から出る言葉はあまりに率直で楽しい
作家が作品を生み出すモチベーションは、意外と世俗的な部分にあるかもしれない。作家と作品に親しみと興味が湧いてくる
評者:松岡瑛理
(週刊朝日 掲載)
テレビ番組の書籍版
番組は見たことなかったが、若林さんのこ゚本を読んでいたので
興味が出て、手にとって読んでみた
小説家という文章で表現している方々との若林さんを含め3人での対談
参加作家名 計20名
01 西加奈子
02 朝井リョウ
03 長嶋有
04 加藤千恵
05 村田沙耶香
06 平野啓一郎
07 山崎ナオコーラ
08 佐藤友哉
09 島本理生
10 藤沢周
11 羽田圭介
12 海猫沢めろん
13 白岩玄
14 中村航
15 中村文則
16 窪美澄
17 柴崎友香
18 角田光代
19 尾崎世界観
20 光浦靖子
ワタシが読破し、知っていた小説家は
朝井リョウ/村田沙耶香のお二人だけだったがとても面白かった
いろいろな作家さんが、いろいろな話題を若林さんを交えて話すのがいい
対談の終わりに、~~にオススメの1冊があるのも嬉しい
対談を読むうちに、ぜひとも読んでみてみたいと思ってしまう
オススメしてくれる、人となりを対談で知ることができるので、興味を自然と持てる構成なのがすばらしい
面白くて、それぞれの著書も購入して読んでいる最中で
読み終わったら、またこの本を読み直す予定です
全体的に、小説だけは知り得ないその人の内面を知ることができるのが面白い
この人があんな小説書くんだと、頭の中を覗き見れたような
本来できないことを、若林さんが代わりにしてくれて面白い
一番衝撃だったのが、村田沙耶香さん
コンビニ人間の著者だ
コンビニ人間を読んだとき、こういう平凡に見えて当たり前のように感じるけど
その登場人物の考えを覗くと狂気を感じるような、違和感を感じるようななんとも言えない感想を抱いた
文章にして表現して、エンターテイメントとして小説という形で表現した、村田沙耶香さんとはどういう人なのかと思っていた
クレイジーと周りの作家さんの間では言われているようだが
ほんとにクレイジーだと思ったw
このクレイジーな人が、コンビニ人間を書くんだっと妙に納得してしまったw
小説を売るための雑誌のインタビューとかでは、垣間見えることのない作家さんの一部を知れるのがおもしろい
知ってしまうと、作品の小説を読んだときに雑念になってしまうこともあるので意識的に分けて考える必要はありそうだけど
あくまで、書いている作品に対しての解説ではなく、小説を書くモチべーションは?というような作品とは関係ない、作家さんとしてのその人を知れるものなのがいい
朝井リョウさんの場合は
自身の著書の売上を、自身で割り出して実売数を把握してる
という現実的というかなんというかw
ああそういう人だから、正欲のような視点の話が書けるんだなと納得がいった
また、他の作家さんとのつながりも垣間見えるのもつい笑ってしまったw
お互い現在では有名な作家さんなのに、代表作ができるまではホント大変そう
テレビ番組の書籍化と侮るなかれ
とても読みやすく、誰の言葉なのかも把握しやすい
お題で区切られている
そのためとても、読み進めやすい
番組が数年前なので、見る機会が失われているので
表紙や解説で興味を持った方は、ぜひとも手にとって読んでみることをオススメします
小説が大量に存在していて、過去の名作を含めると
何を買っていいか迷ってしまいますが、この本を読むことで
買う選択肢に入っていなかったような小説と巡り合うことができるかもしれません
ワタシはそれぞれの作家さんを知るきっかけになりとても良かった
また、常々色々な作品を作る方の頭の中を覗いてみたいと思うタイプなので
若林さんを通して少しでも、覗いてみたいという欲求が少しは満たされました
以上
最後まで読んでありがとうございます。
よかったら、Xやコメントで本を読んでお気に入りのエピソードや登場作家さんのオススメの小説などなど感想頂けると、更新する励みになります。
また若林さんの書かれているエッセイも記事にしてますので、よければぜひ
おしまい~
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