笛を吹く男を観たので感想を書いてみた 映画雑記ブログ

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こんにちは、こんばんわえるです!

映画好きが好きです。昔から好きで、大学生のTSUTAYAでバイトもしてました。

今回は、笛を吹く男を観たので、感想を書いていきますね。

ネタバレあり/ネタバレなしで記載していくの、ネタバレが気になる方はご注意下さい。

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笛を吹く男 あらすじ

楽士ウリョンは、肺病を煩った息子ヨンナムとソウルへ向かう途中山奥の村に足を踏み入れた。この村では大量発生したネズミの被害に頭を抱えており、駆除してくれたら「報酬として病を治すための大金を与えてくれる」いう村長の約束を信じ、ウリョンは笛を吹いてネズミを追い払う。

ジャンル:サスペンス ホラー

2016年 1時間47分 R16+

エルさん
エルさん

おすすめ度 ☆☆☆ 

実際に、映画を見てみて※ここまでネタバレなしです。

前半部分は、ほのぼのとした内容が続き、主人公親子を応援する気持ちや同情心を持って見ることができて、良い感じでした。しかし、ホラーなのでコレで終わらないよなーなにかあるよな―と思いながら観てました。後半部分は、この物語が、何を参考にして作られているかが、題名をみて分かる人は、まぁそうなるよねと予想がつくので、少し肩透かしを食らうかと思います。

また、ホラーでもあるので、終盤すこし胸糞悪く、後味も良くはないので、人によっては苦手かもしれません。ヒロイン的な、女性がきれいでしたww

元々随所に、親子が寄った村は、普通じゃない雰囲気が漂っていたり伏線があるんで、どうなるんだろうと少しワクワクしてしまいましたww

撮影されている森や村の雰囲気がすごいよく出来ていて、山奥の村は自給自足で暮らしていて、慎ましく暮らしているのを感じれることや森も鬱蒼としていてすごいきれいな森だなと思ってしまいました。

主演親子の演技がすごい良くて、だめっぽいけど子供思いで優しい親と、手癖の悪い子供ですがお父さんが大好きだけど、病気で健康ではないことを気に病んでる子供がとても良かったです。

また、村人の村長と息子が、いい人の面を被った悪者風なのが、初登場から雰囲気や表情で出ていて最終的にどんな目に合うんだろうと思わせるような演技がこの映画を支えているなーと思いました。

最初は、村がカルト集団とかなのかなと思ってしまいましたが、全然違いましたww

元にした話を、実写で作ったようなお話なので、元の話を知っているか否かで結構評価がかると思います。最近見る映画ないなーという時に、みるといいと思いました。

ここからは、ネタバレありで、記載します!!

この映画、タイトルにある、笛吹というのを観てハーメルンの笛吹を連想させるものになっているので、タイトルでネタバレしてるやん!!ってなってしまうのが、残念な所に感じてしまいまいますね。

元になっているハーメルンの笛吹き男というのは、

ハーメルンの笛吹き男

ドイツの街ハーメルンにて1284年6月26日に起きたとされる出来事についての伝承となっている。この伝承が、グリム童話の作者のグリム兄弟を含む複数者で記録され残り、現代まで伝わったそうです。日本には、グリム童話と共に伝わったそうです。

あらすじ

1284年ハーメルンの街では、ネズミが大発生し人々を悩ませていた。

そんな中、色とりどりの布で作った衣装をまとった男が現れた。

その男は、報酬をくれるなら、人々の悩みのタネとなっているネズミを駆除することを申し出た。その申し出に街の人々は、報酬を約束し、駆除を依頼した。

男は笛を吹くと、街中のネズミが集まってきた。

男は笛を吹きながら、歩くと、ヴェーザー川まで歩いていくとネズミは、溺死した。

駆除がすみ、報酬を貰いに行くが、街の人々は約束を破り払わなかった。

約束を破られた笛吹き男は、「お前たちの大切なものを変わりにいただこう」と捨て台詞を吐き街から姿を消した。

そして、6月26日に笛吹き男は再び現れた。

住民が協会にいる間に、笛を吹きながら通りを歩いていると、その音色につられて子供たちが男の後をついていってしまい、街に子供はいなくなった。

というのを、元に作成されていてる。

どうしても、なぞらえて作成されているので、笛吹き男が、村をねずみで襲うんだろうなというのが見えてしまうのがね・・・って思いますね。

しかし、良かった所で、辻褄合わせや、舞台/人物設定が非常にうまいなともいました。

主人公の過去の背景を、村の人達から尋問を受けているで、自分の生い立ちを語りどうして笛を吹けるのか脚が悪いのかと言うのが、違和感なかったり、巫女をしている女性が、主人公がスパイであると村人に告白するが、心情的には、今まで巫女として、役割を演じることに限界を感じて、主人公に村から、出ようと誘われ希望を抱いている所で、嘘をついてまで、自分が疑われないように村人であることという役割をまっとうするために嘘をついて、スパイだと告白した自分に、怒りを感じて、髪留めを握りしめているカットであるとか。こういう細かい所に違和感がないので、観終わったときに、すっと内容が入って来ました。

全体として、人間の愚かさや自己欺瞞等を描いた作品なんだなと思いました。

病気の人を差別して、村から追い出したのに、自分たちが困窮すると、追い出した人が作った村にいさせてくれとずる賢くお願いしたのに、改めていついた場所でも、差別し病気の人達を亡き者にする村人たち。外の戦争が終わっていると、村から出ていき、村長たちの行いが明るみに出るのをおそれることや、約束を通りネズミを駆除した、主人公に濡れ衣を着せ、約束を破り報酬を払わないように仕向けたりなど、ハーメルンの笛吹き男を再現する動機が、とても上手く表現されていて、人間ってほんとに愚かだなと思えますね。

また、子供が、出来心で鉛筆を盗み、そのことが後々重大な問題になってしまうのが心苦しかったです。また、主人公が、治療できる場所のメモとして、暴言が記載されているにも関わらず大事にしていたことが、人の悪意等を見抜くには、知識や知恵が必要と示していたのでしょうか。

最後に、子供が死んでしまう所では、ミストを彷彿とさせてうわっーーってったことと、終盤子供を岩穴に入れたのは、ネズミから子供を守るために、入れて主人公もネズミに食べられてしまったのかとおもうと、結構後味悪い映画ですよね。

以上、ここまでーーー

最後まで読んでありがとうございます。
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それではーーーー

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