怪談本「怪談六道 ねむり地獄 著者:蛙坂須美」を読んだので記事にしました

怪談本

こんにちはこんばんわ、えるです

youtubeとかテレビで心霊動画って、よくあるけど明確に心霊現象や行った人になにか起こらんのかな?


遊びで心霊スポットに行くのと何が違うんだろう


心霊スポットに行って金を稼ぐ方が、霊からしたら質悪くないのかな?

なんで遊び半分の方だと、霊性が起こってしまうんだろうって思います。


よく怪談扱っている人が、遊び半分で心霊スポットに行かないでって言うのに疑問がわきます


仕事だから金が関わるからいいのかな・・・

答えでないんですけどね。霊見えないんで
でも怪談好きなんで、怪談本で好奇心を満たしています。

今日も怪談本を1冊ご紹介します。
・怪談六道 ねむり地獄 著者:蛙坂須美 怪談本になります。

感想

以前読んだ共同著書の「実話怪談 虚ろ坂」という本を書かれていたので、興味が湧いて今回の著書を読んでみました。


虚ろ坂と比べると、少し物足りなかったです。


全体的に厭な話や気持ち悪い話がすくなく、感じました。


後半に行くにつれ、失速してしまっているのが少し気になりました。


私のように厭な話や気持ち悪い怪談然としたものを、期待すると少し肩透かしをくらうと思います。


後半に行くにつれ、奇妙な話やなんとも言えないような話が増えていたのが、物足りないと感じる箇所かもしれない


このあたりは個人の好みですね


この話好きだなと思えるものは、もちろんありました。

おすすめの話

・噛夢
客室乗務員の香里奈さんは自室につくなり、下着姿のままベッドに倒れ込んだ。


長時間労働と時差ボケで、全身がぐにゃぐにゃになっていたという。
そういうときに限って、よくなるんだよね


身体はとっくに眠りのモードに入っており、目も開けていられない。指一本動かせない


しかし、意識は冴えわたっていた。「金縛りだったのだ・・・・」

・裏切り者
「裏切り者」とそう聞こえた
女の声だった・・・


中年不倫カップルが利用するような、どこか昭和っぽくただれた雰囲気のホテルだったという・・・

・ひとごろしの裏ビデオ
都市伝説に、「夢と違うじゃねぇか」というのがある


昔からある都市伝説である。これによく似た体験談を聞いたことがある。


都甲さんは高校時代、評判良くない先輩から00の裏ビデオという触れ込みのビデオテープを5千円でかわされた・・・

・別居中の絵葉書
別居中夫からは毎日絵葉書が届いた


ポイント稼ぎしちゃって、と夏樹さんは冷淡に構えていたのだが
パパ、お絵描き上手ねえ


三歳になる娘さんは、実に嬉しそうだった。

・夫
怪談奇談蒐集が趣味の清さんが、以前勤めていた日本語学校の同僚に中村さんという女性がいた。


清さんが在職中に退職し、その後はとある宗教法人が運営する大学の事務をしていると聞いていた


ある日某ターミナル駅の前で、ばったり再開した・・・

・緑の巾着
劇団員の亮さんが新宿三丁目の裏道を歩いていたら、目の前の曲がり角から1人の女が飛び出してきた


「そうそう。それの中に緑の巾着を入れておいたからね」


すれ違いざま、女はそんなことを口にした・・・

・ボブ
恭弥さんは以前、バイト先の先輩といった錦糸町のロシアンパブで非常に不愉快な思いをした


先輩は責任を感じたのだろう、もう一軒今度は女の子がいない店で飲み直そうと提案してきたそうだ


恭弥さんは賛同し店を探している最中に、道の向こうから筋骨隆々のあるアフリカ系男性が手を降っているのに気がついた

・紫陽花嫌い
売っと惜しい雨がそぼ降る梅雨のある日、神奈川県でジムトレーナーをされている桃さんから、こんな話を聞いた


5年前の8月


その晩桃さんはリビングで、缶チューハイを飲みながら、当時ルームシェアをしていた凛さんの帰りを待っていた・・・

・蛇素麺
「前にいった上野のあの店、なんて名前だっけ?」


智之さんは場末の赤ちょうちんで、友人の結城からそんなことを訊かれたそうだ・・・

以上が心に残ったお話になります。
オススメの傾向として、どこか厭な話が中心になっています。
それぞれちょっとした感想も、乗せるのでご参考に

おすすめ話のちょっとした感想

・噛夢
この本の1話目になる話が、めっちゃ気持ち悪いです。


実物が部屋から出てくる意味のわからなさと、体験者もちょっとおかしくなっている感じがめっちゃこわいです。


とある行為が癖になるのも、なんでやねんってツッコミを入れたくなります

・裏切り者
同じ文字が羅列されると、気持ち悪いですね。


留守電で連呼されたら更に気持ち悪い。


結構怪談でありがちですが、やっぱりこわい。


ホテルと言う場所に、男女の痴情のもつれなどの情念が積もってしまっているんですかね。

・ひとごろしの裏ビデオ
落ちがなんとも言えない厭な話だった


一体このビデオはなんだったのか、未来のことが写っていたのか。


なぜ?と言う思いがある。事故を予見する心霊写真などと、同様の類なのか。なんで霊はこういうことが出来るのか、とても不思議に思う。

・別居中の絵葉書
体験者さんが、更に深くなにかあるんだろうなと思わせる話


本当の確信となる過去が一部明かされないが、元彼とかなのかと想像難くない


しかし灰を飲むのはなぜなんだろう。自身の身体に取り込むことが目的だったのか。

・夫
とある予兆を体験者が経験するのだが、その後が恐ろしい
死神とかだったのだろうか。


ふと他人を見たときに、目を疑うようなものが憑いているなんて想像がむずかしい。


ジョジョのスタンドみたいなのかな。

・緑の巾着
なんで緑と色が指定されているのだろうか。


初めの話はなんでいきなり現れて、巾着を入れるのかものすごい謎。


土地に憑いてたりするものではなく、この体験者に因縁がある気がする


緑の巾着というキーワードが続く話なのが、とても不思議である。
もしかしたら巾着の出処が、同じところなのかな。

・ボブ
海外の人に起こった話を初めてきいた。


海外の人は文化が異なるので、幽霊を悪魔と解釈することもある


しかし女性の霊として現れ異常をきたしてしまったが、なぜ廃墟のような所にいったのかなにかしたのかな・・・

・紫陽花嫌い
まぁーきもちわるい話でした


体験者と同じものを見たら、たしかに紫陽花嫌いになりそうです。


目に焼き付いてしまいそうなものを、イメージしてしまいうわっという感想をいだきました。


なんで、体験者が好んでいたものに扮してみえたのかな

・蛇素麺
なにかに憑かれたことをすぽり記憶からなくなる
というのは、誰にでも起こることだなと思った


蛇素麺なんて初めて聞いた。ギリシャ神話とかの怪物のような口から
蛇がでてるイメージをしてしまい、きもかったです

総括

結構気持ち悪い話も載っているが、最初の方に固まってしまっている


そのため後半に行くにつれて少し物足りないと、感じてしまいました


著書の方がベストと思う話の構成と、私の考えがうまくあわなかったのかなと思いました。


不思議な話もあり、色々なジャンルを読めるのはいいところですね。

いい話系とかもあっても、よかったのではと思いました

それぞれの話に注視すると、厭な話のレベルが高いのはとても良かったです。


紫陽花嫌いやひとごろしの裏ビデオ、別居中の絵葉書などとても良かった
ほんとよくこんな話を聞き出せるなーと感心してしまいます。

不思議な話や、なんとも言えない話などが好ましく思える人にはおすすめです。


厭な話など強烈な怪談を期待しすぎない方がいいかなと

以上

最後まで読んでありがとうございます。

よかったら、感想等コメントで頂けると、更新する励みになります。
それでは~~~~~

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